ランナー膝(ひざ) 鵞足炎シンスプリントや足底筋膜炎などについて

いよいよ2020年東京オリンピックイヤーになりました。

1月も終わりに近付き、各地で市民マラソン大会など、シーズン真っ盛りといえるこの時期、気温が低いことも手伝って、古傷が痛み出すとか大会前の追い込み時期に、オーバーワークしてしまったり、また日頃コツコツ努力してきたなど、いろいろな原因や疲労の蓄積などによって、故障が出やすい時期でもあるでしょう。

一番ポピュラーなところでいうと、一般の方にも多くみられる”膝(ひざ)の外側の靭帯付着部が痛くなる”ランナー膝(ひざ)があります。

西洋医学でいうところの腸脛(ちょうけい)靭帯付着部炎(症)といわれるものです。

これは、病院や一般的な整体やカイロの先生が意味も分からず適当に、膝(ひざ)の外側の筋肉が緊張して、その筋肉の付着部が炎症を起こすなどして痛いというのが普通の考え方です。

それは、ほとんどの整体やカイロプラクティックや国家資格者さえも、「何らかの原因があって、太ももの筋肉を異常緊張させた、またはニーイン・トゥーアウトやその逆にO脚になることなどで、その腸脛靭帯を引っ張る力がかかり、付着部に負担をかけ炎症している」という説明まではできたとしても「何らかの原因」とか「骨盤の歪(ゆが)み」である」という事なのかな?程度しか分からず、やそれを矯正する技術が無いので「筋肉が引っ張るので炎症していて、走るのを休みなさい」という、私がよくいう「治らない理由を教えてくれる」「様子見しても炎症が治るだけで、根本は治ってい無い」というという”いつまで経っても治らないランナー膝”と慢性化の一途をたどるのです。

自分の手では治せない先生が「たぶん骨盤や腰椎に原因があるだろうなぁ」と思っていたにしても、患者さんへの返答で「骨盤に原因がある!」とは言いきれないのは「じゃあ、そこ治してよ」と言われるのも嫌だし「この先生じゃ無理だから他へ行くわ」という事にもなり兼ねず、自分のプライドや収入のためにも、他へ行かせる選択を患者側に与える先生は少ないというのが現実です。

逆に骨盤の歪(ゆが)みが原因のものは、数回の施術が必要となることが多く、私達が現場で一番厄介だと思われるや坐骨神経痛や股関節の痛み、頸椎ヘルニアなどが原因の腕や手のしびれなどと同じく、最難レベルの施術になる事は間違いありません。

当院の院長、すなわち私ですら5回ないし10回の施術回数はかかってしまうのです。

なぜ、そんな回数がかかってしまうかというと、皆さんが毎日の生活の姿勢、例えば脚(足)を組んむとか正座から横に崩して座る俗にいう横座りなど、何年もかけて徐々に歪(ゆが)めてしまっていて、ちょっとやそっとでは元の位置に戻らないところまでいっているということがあります。

おまけに30代以降になると、関節を構成している軟骨や靭帯や筋肉など軟部組織も水分量などが減って硬化したり、薄くなっていたりします。そこに水分や血流を取り戻し、軟骨や軟部組織をプルンとさせたり、再生させたりできるよう「自然治癒力」が最大限はたらくような施術をする必要があるからです。

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